6/29中日に負け
今日の試合は勝ち負けより、四人の四番バッターがそれぞれどんな打撃をするかが焦点であり、また見事にそれぞれの明暗を分けた結果になった。3番松井、4番石井、5番清原、6番広沢。巨人、近鉄、西武、ヤクルトの四番打者がクリンナッププラス1を務めたわけだが、2度あったチャンスに松井と石井は結果を出したが、清原は2度とも三振し(なんと今日は4打席連続三振)、広沢に至っては代打を送られた。
巨人を取り巻くもの(監督コーチやフロントやファンなどすべて)はいまや清原を苦しめるために機能している。清原がスタメンであがけばあがくほど、バットは空を切り、冷めた視線が彼の胸を突き刺していく。ますます彼は白球に立ち向かってゆく精神力を失うのだが、だからといってスタメンを命じられたら拒みようはない。こうして彼は、世紀末の暗黒へ徐々にはまりこんでいく。だんだんと「透明な存在」に近づいていく。
彼が酒鬼薔薇とちがうのは、彼は孤独ではないことだ。彼が暗黒へはまりこんでいくのと一緒に、巨人(とそれを取り巻くもの)も同じ暗黒に引きずり込まれる。巨人は間違いなく、清原を背負ってしまったのだ。清原がこの先、例え他球団に移籍したり引退したりしようとも、水子のようにその存在を引きずってしまうだろう。
いや、だからこそ酒鬼薔薇とものすごく似ているのかもしれない。酒鬼薔薇が自らつくりだしこれから向かっていく暗黒には、ぼくたちも引きずられてはまってしまうのだろうから。
またツマラナイ試合だった。3対2で勝ったけど、9回裏、アブナイ継投であと一歩で追い付かれそうになったところで、ダブルプレーで辛くも逃げ切った。ピッチャーの使い方がオロオロしている。すがすがしい勝利じゃなくて憂鬱な気分。でも、もっと憂鬱な気分になったのが、9時頃ニュース速報が入ったんだけど、神戸で起こった小学生殺人の容疑者が逮捕されて、それが中学生だったこと。
ヒーローインタビューを受ける石井の映像を見ながら、そのニュースがもたらした陰鬱な気分と、勝っても煮え切らない巨人への思いとが交錯して、嘔吐感を覚えた。「世紀末」というコトバがあるけど、そのニュースにも、いまの巨人の姿にも、なんだか知んないけどぴったりのコトバだって気がする。ついでに窓の外では季節外れの台風8号のせいで不気味な風の音がうなり、「世紀末」な気分を盛り上げてくれちゃってる。
石井が来てその活躍を喜んでる巨人ファンも多いだろうけど(確かに石井は野武士みたいな荒くれさがカッコいいけどね)、石井が活躍すればするほど、清原の惨めさが際立ってしまう。明日の試合に清原は出てくるんだろうか。出て来ても来なくても、清原はやはり惨めだ。この惨めさからは、どうにも逃れられないと思う。そして惨めな清原を内に抱えてしまった巨人には、石井がどれほど活躍しようとも陰鬱さがついてまとうだろう。(清原が石井と競い合って頑張ればバンバンザイなんだろうけど、清原の精神力ではそれは望めない)
石井が一軍入りして、輝かしい活躍をする。でもそのことは「メイク・ミラクル」への道を意味してはいないんだ。石井の輝きの裏には笑いを忘れた清原の重苦しさが隠れている。ついでにジョークを言えなくなった広沢の苦汁もひきずっている。だから石井が打てば打つほど今年の補強の矛盾があらわになり、「世紀末」の暗黒の中へ巨人は向かっていくだけなのだ。そしてそのことは石井に喝さいを送っている巨人ファンも、心のどこかで感じているはずだ。
酒鬼薔薇聖斗が「義務教育への復讐」とやらのために猟奇的な殺人を犯したらしいが、そのうち巨人は他ならぬファンに「復讐」されて殺されてしまうんじゃないか、と陰鬱になったぼくは大袈裟なことを考えてしまった。
この土日は麻雀したりして、試合をちゃんと観てなかったもんで更新なし。昨日も飲み会で今日やっと更新です。
でもつまんなかったなあ、今日の試合。ホームランで1点とられて巨人はぜんぜん打てないまま、8回から大魔神が出てきてシャットアウト。せっかく清水がヒット打っても盗塁させて死んじゃうし。昨日は面白かったみたいなのに。せっかく5位に浮上したけど、最下位に逆戻り。
清原が謎の腹痛で今日は試合に出ず、そのかわり石井が一軍入りしていきなりスタメン5番。石井ねえ。べつにキライじゃないんだけど、去年清原がFA入りして気にくわんなあと思ったら追い撃ちをかけるように入ってきたから、もっとイヤだった。そしたら清原と入れ替わりにスタメン入りだもんなあ。
かと思えば、「6人目の外国人」デビッドはもうお払い箱にするという記事がスポーツ紙に載ってた。あんなに大騒ぎして連れてきて、一応セーブあげてるのにねえ。
なんとなく連想したのが、「ひとつ屋根の下2」。妻が見てるからぼくも大ざっぱに見てるんだけど、先週の予告編に安達祐美が出てきた。あれ?こいつ出てたっけ?唐突だなあ。クライマックスを迎えてドラマを盛り上げるために新キャラクター登場ってことみたい。なんか、巨人と似てない?
「ひとつ屋根の下2」の場合は、視聴率好調をさらにパワーアップするための祐美ちゃん登場なわけだろうけど、巨人の場合は試合に負けが込むと次々に新キャラが登場する。で、試合で勝てないと出演しなくなる。清原みたいにギャラの高い大物役者はダメでも出演し続けるけど、デビッドぐらいの格の役者だとすぐ消える。巨人という連ドラは制作費もずば抜けて高いから、次々に役者をつぎ込めるわけで、でもねえ。物語がつまらないと、視聴者は見なくなっちゃうよ。役者より、脚本家や演出家の問題なんじゃない?だいたい、若手でいい役者は腐るほどいるじゃん。せっかく若手役者がいい働きしても、ちょっとダメだとまたすぐ使わなくなっちゃうから、観客もガッカリしちゃうよね。清水なんか、8回にやっと代打で使うんじゃなくって、スタメンでいいじゃん。連ドラって「あの役者が来週どんなことになるんだろう」って興味で惹き付けるのに、「あれ?あのカッコいい役者、今週は出てないわ」てなことばっかやってると、観客に見離されちゃうよね。
日曜日、友人宅で麻雀してると7時になったんで「あ、テレビつけてよ巨人戦見せてよ」と言ったら、「え?お前まだ巨人応援してんの?」とさげすむように言われた。あ~あ、巨人を応援することってすっかりダサいことになっちゃったのねえ。当然かあ。
今日は書きたいことがいっぱいあるんで、二つのテーマで書きます。まず最初が上のタイトル。
14日は負けたけどいい感じの試合だったと書いたでしょ。そしたらその後、日、火、木(今日)と三連勝した。いずれも輪をかけていい感じの試合。火曜日なんか、4時間16分の延長戦を制したし。毎試合、いろんな選手がそれぞれ活躍して、なんだか少し、この数日だけ94年のミラクルムードだった。
そんな中、そのいい感じに水を差すヤカラがいる。それは他ならぬ巨人軍のオーナー、ナベツネオ氏だ。今朝のスポニチの見出しに「渡辺白旗」の文字が踊ってたので、思わず買ってみた。火曜日の壮絶な試合に勝ったのを誉めもせず、「窮鼠が猫を噛んだぐらいのもの」と発言したそうな。ひどいんじゃないの?さらに、もうこの状態ではメイクドラマで優勝なんてありえないから、優勝するとしたらメイクミラクル、つまり神頼みしかないと言ったんだって。あんまりじゃないの?
ひどいとかあんまりとかってのは、選手に対してってのもあるけど、何よりファンに対して失礼な発言だよ。「窮鼠が猫を噛んだくらい」なのも、「優勝は神頼みしかない」のも、ファンはみんなわかってるよ。だけどみんな、一位のヤクルトと大延長戦になって盛り上がり、野手がつきたから代打で出した宮本が渾身の空振りで三振したら感動して、前の打席のチャンスで凡打した松井がホームラン打って歓喜して、最後杉山が同点のランナーを体張ってアウトにした時にはもう、日本中で泣いちゃったファンが何万人もいたはずだ。だからってさあこれで優勝街道まっしぐらだ、なんてみんな思ってるわけじゃない。ただ、今までふがいなかった愛する巨人がシーズン一番の頑張りを見せたもんでうれしいうれしいうれしいだったんだ。それをあんないい方、ひどいよ。
だいたい、今年のふがいなさの原因は大砲ばかりそろえた戦略のない補強にあり、戦略のない補強の責任の一端は、オーナーとしての渡辺氏にだってあるはずだ。それを棚に上げて、ファンの歓びに水を差すようなことしか言えないなんて、オーナー失格だよ。「選手達はこれから奮起して頑張るだろうから、精いっぱい応援してやってほしい」ぐらいのリップサービスがあってもいいじゃん。オーナーってのはファンを支配する王様じゃなくて、ファンをお客様とするサービス業のトップなんだってことを、少しは考えてほしい。
とかここでぼくが何言っても無意味なわけだけど、ぼくはこの渡辺氏の発言に象徴される巨人の球団としての(選手じゃなくね)の体質は、いつか問われると思う。巨人人気という「利権」にあぐらかいてるようじゃ、もう経営は続かないよ。(そう言えば、渡辺氏は政府の「行革会議」のメンバーじゃなかったっけ?自分自身のギョーカクも考えてほしいもんだ)
ところで、この「メイク・ミラクル」っていうヘンな和製英語は、早くも独り歩きしはじめている。巨人ファンのわずかな望みの象徴的ワードとして。コトバってホント、不思議だなあと、コピーライター的には思うのでありました。
二つ目のテーマはやっぱり清原。この数試合のいい感じに清原は一人乗り遅れていた。清原とはまったく別の次元で試合が進んでいた感じ。でも今日になってやっとタイムリー打った。あ、これは清原喜んでいいなと思ってブラウン管に映し出された表情を見ると、あ~あ、やっぱり重いんだ暗いんだ。
今日の試合では、1回に立て続けにタイムリーが出てイキナリ3点入ったんだけど、清原だけその攻撃に参加していなかった感じがあった。だからあの表情は、またもやカヤの外になりそうだったのが、ようやくみんなにおいてけぼりにされずにすんだという顔だったんだな、たぶん。
ここで、4/27にご登場いただいたO氏のその後のメールをまた引用します。
清原はねぇ、気持ちで負けてる人は応援できないよ。こっちの気持ちが入っていかないもん。精神力だ。そうだ。境さんの言うとおり。試合が終わって僕が打てなくてスミマセンなんて応援してる方がシラケちゃったよ。なんかバカみてしまいました。物凄いガッカリ。一、二度ならまだしも何回もなんだもん。
(中略)
もう今年の清原は興味ない。来年頑張りや。コロっと手のひら返しました。今年はせいぜい今まで使ってこなかった頭、使えるようになるために苦しんで下さい。不幸をいーっぱい経験しないと使わない頭は回りませんから。
このメールは、6/10付けのもので、その後少~しだけ清原は活躍したから、いまO氏がどう思ってるかわかんないけど。(でもあんまり変わってないだろうね)とにかく、あれだけ清原のことを思い入れたっぷりに書いてたO氏がこういう文章を書かざるをえなかった、その胸のうちを思うとまた泣きそうになったんだ。
笑え!清原。もうさあ、7番がふさわしいとか言わないよ。何番だっていいよ。そんなこと、どうでもよくなっちゃったよ。そんなことより、笑えよ。野球を楽しめよ。じゃないと見ててツラいよ悲しいよ切ないよ。どうせ神頼みじゃなきゃ優勝できないんだし、打てなくたってもう誰も責めないから、一人で日本中背負ったみたいに自分を追い込むなよ。打率2割そこそこでいいから、そのかわりタイムリー打ったら素直に喜べ。これ以上、O氏やその他何万人といるファンを悲しませるな。野球を楽しめ。試合を面白くしろ。そして、人生を謳歌しろ。頼むから、笑ってくれ!清原。
(うーん。清原入団に反発してはじめてこのコーナーなんだけど、なんだか目的がよくわからなくなってきちゃったなあ)
せっかく三連勝したのに、木、金、そして今日と負けて三連敗。だけどぼくは、この試合はとてもいい試合だったと思う。今年一番ドキドキしたもん。
9回裏まで4-1で負けてた。澤崎とかいう広島のルーキーが、好投していた。ほんとうにいい投球で、ジャイアンツは手も足も出なかった。
1アウトから松井がヒットで出塁。そしてこの試合から4番に復帰した清原。1回に犠牲フライで打点はあげていたが、あとは三振と凡打。でもぼくはなぜか、ちょっと期待をもって見つめていた。打った。おおっ、外野は越えるんじゃないか?と思ってたら、あっさりスタンドに入った。2ランホームラン。もーだめだの3点差が、もしかしたらの1点差になった。
清原の打球って不思議で、おやこれはなかなかいい当たりかな?と思ってるとなかなかどころじゃなくホームランになる。振りもかるーく振った感じで、松井みたいに誰が見てもホームランなスイングとちがう。かるーく。それでホームランになっちゃう。
そこでピッチャーは佐々岡に交替した。澤崎君は悔しそうにマウンドを去った。続く広沢は凡退。でも清水が意地を見せてヒット。7番福王に代打吉村で、四球。2アウト1、2塁。一打サヨナラじゃん。
8番村田に代打、と思ってたら、あれ?左の代打いないの?なーによ、じゃあ福王はそのまま打たせて吉村はとっときゃよかったじゃん。いつもあれだけ右左にこだわるくせになんだよ。
でもぼくは村田も好きなので、ひょっとしてやってくれないかと期待してた。そしたらカキーンといい当たり打った。んだけど、江藤が飛び付いてサードライナーに終わってしまった。で、ゲームセット。
あー、惜しかったなー。でも面白かったよ、ドキドキしたよ。94年の毎試合ミラクルのコーフンを思い出したよ。いいんだよ、負けたって。こんなふうにドキドキさせてくれればいいんだよ。そしてそのドキドキは清原がつくってくれたんだよね。何かを取り戻したのかもしれないなあ。ふっきれたのかなあ。
でもあっさり広沢を5番に戻してよかったのかなあ。ちょっと早いんじゃないかなあ。って気もするけど。
仕事がヒマになったので、コンスタントに更新している。
横浜に二連勝して、日曜日から三連勝。今季初なんだって。
毎度毎度清原のことばっかなんで、たまにはちがう話を。今日は槙原がなかなかの好投で、8回まで2失点でおさえていた。打線もそこそこがんばって、9回表が終わって3対2で勝ってた。あと3人アウトにすれば、槙原の完投勝利、ってところで9回裏、先頭の代打石井にカキーンとホームラン打たれちゃった。そこで長嶋さんすかさずリリーフコール。槙原は憮然とする。大丈夫だよ、あと3人くらいおれ一人でおさえられるよ、と顔に書いてあった。さて誰だ?昨日に続いて新助っ人デビッドか、と思ったら河原だった。
河原は前回、すっごくいいピッチングをした。というより、彼がジャイアンツに入ってからはじめて好投したといっていいほどだった。ぼくはでも、まだ信じてはなかった。前回はたまたまよかったんじゃないの?審判がアウトコースに甘かった気もしたしさあ。だって河原っていっつもビクビクしてたじゃん。いつも、いくじなしの犬みたいな顔でマウンドに立ってたイメージがあるんだもん。尻尾があったら、ぜったい尻の下に巻き込んでる、そういう奴だったじゃん。
でも今日の河原はちがった。表情がちがった。目がちがった。もういくじなしじゃなかった。犬というより、狼みたいだった。背筋はピンと伸びていた。打者を完全に見下ろしていた。お前らにおれの球が打てるわけがない、という顔をしていた。
事実誰も打てなかった。フルカウントになって、次はストレートしかない、ってときにストレートが来ても、それをジャストミートできなかった。最後のバッターに痛烈なファウルを打たれて、見てる方はヒヤッとしたのに、ブラウン管には相変わらずクールな表情の狼が大写しになっていた。そして最後は、見事な変化球にバットが空を切った。ぼくは鳥肌が立った。
カッコいいいいい!思わず口に出して言っていた。あ、こんなこと、久しぶりだなあ。巨人の選手のプレイにしびれたのは、今年はじめてじゃないだろうか。
河原は変わった。何かあったんじゃないかな。何かあって、目覚めたんじゃないかなあ。おれはおれを信じて投げよう!と決意したんじゃないかなあ。人間は、自分を信じると、強くなれるね。
清原についても少し。今日彼は、ヒットを二本打った。ベンチレポートのアナウンサーによれば、打った後、ベンチで笑ったという。笑わなかった清原が、笑った。彼も少しだけ、自分を信じはじめたのかもしれないね。
着々と更新している。がんばれ、おれ。
名古屋ドームでの三連戦に勝ち越したわけだけど、ヨッシャこれからグイグイ上り調子になるぞ!ってほどでもない内容だったと思う。どっちかって言うと、中日さん、ピッチャーダメでたいへんですね、ってカンジ。桑田はがんばったけどね。えらいよあいつは。
で、また清原の話。今日の試合で、ようやくタイムリーを打った。ホントに6番に降格されるわ、ホントに応援団が応援ボイコットするわ、よってたかって精神的に責められてたんだけど、今日はなぜか5番に復帰して、勝越しのタイムリーを打った。
おっ、がんばったじゃん、とテレビを見入ると、重たいんだなあ、顔が。笑わない。せっかく、何十打席ぶりで打ったのに、笑顔じゃない。まーだ追い詰められてる。オドオドしてる。
そりゃあね、一本打ったくらいじゃまだまだなわけだけど、一応チームが勝ち越したんだから。ちょっとしたガッツポーズくらいやっても許されると思うんだけどなあ。
あいつはもはや、チームの勝利のために野球してないんだな、きっと。怒られないために、非難を浴びないためだけに野球してるんだ。小学生が、自分の向上のためじゃなく、先生や母親に怒られないために勉強するみたいなもんだ。なんだかさあ、見ていてカナシイよ。切ないよ。そんなことのために野球するなら、やめた方がいいよ。仕事って苦しいけど、たいへんだけど、でも「やった!」って時に素直に笑えないならその仕事はもうやらない方がいいよ。自分も仕事もかわいそ過ぎるよ。
こんな清原に誰がしたの?もちろん、清原自身がしたんだけど、自業自得ではあるけど。でも球団がしたってのもあるでしょ?マスコミがしたってのもあるでしょ?そいでもってファンがしたってのもあるでしょ?応援団の人たちに聞いてみたいのは、「じゃああなたがた、清原が来たときに大喜びしたんじゃないの?」ってこと。もし大喜びしたんなら、打てない今だからこそ、精いっぱい応援してあげるべきなんじゃないの?ダメな時、笑えない時にこそ、応援団は応援してあげなきゃいけないんじゃないの?
と、清原のことを最初から四の五の言ってたのをいいことに、言いたい放題な境でした。ついでに言うと、カステラもいいけど、元木使えよな。
今回はすばやい更新。エライでしょ。
何でこうすばやいかって言うと、今日は久々に平日の帰宅が早く、じっくり中継を見ることができたんですわ。そしたらとっても悲しくなったので、その気持ちを忘れないうちに書いとこうと思ったわけ。
負けたのはいい。仕方ない。というか、今年の巨人を批判してきたぼくとしては「ほら言わんこっちゃない」だからね。岡島も三沢もがんばったよ。がんばって打たれたんだから、許すよ。決勝点のホームランは、低めの球をうまくすくい上げた池山がエライんだから。好調な時の松井みたいだったよ。
ぼくが言いたいのは、9回裏、1点差でこのままだと負けちゃうよって時に、なんで後藤の代打がルイスなんだ!ってこと。
ぼくが言うまでもないよね、みんなそう思ったよね。立場上、おおっぴらには巨人批判できない日テレでさえ、カメラで「後藤がかわいそうじゃないか、なんで後藤に期待しないんだ!」って訴えてた。そしたら後藤がいじましく、大声でルイスを応援してた。いいじゃん。ふてくされたって。ぼくならケッって顔してゲームなんか見ないよ。
いや後藤をとやかく言うのが本意ではなかった。長嶋さんだよ。なんで?どうして?同じことは何度もあったよね。せっかくスタメン外したルイスを土壇場で代打で出して凡退。そんなこと、三回はあったぞ。もうわかったじゃん。ルイスはダメなんだよ。他の国じゃスゴイやつだったのかもしれないけど、日本じゃダメなんだよ。もういいじゃん。いらないじゃん。
これで首位とのゲーム差はついに11.5。誰しも去年のメイクドラマを思いだす。でも無理だ。二年続けてこれひっくり返したら、メイクドラマがメイクドラマじゃなくなる。十数年に一度くらいの出来事だから、歴史に残る快挙だったわけでさ。
でももし、その可能性を探るとしたら、やっぱ清原外すしかないね。昨日、電車の中で他人が読んでた某スポーツ氏の見出しに「巨人応援団、清原応援ボイコット」って書いてあった。今日の試合ではちゃんと応援してたけど、そんな記事が書かれるほど、清原はファンからうとまれてる。そして前回書いた通り、清原にはそれを乗り越える精神力は望めない。
もうやめよう。無意味に補強するのは。カステラとかなんとかいう、新外国人もいらない。打ったとしても、いらない。それより後藤に打たせようよ。ずーっと使ってりゃ、もっともっともっと伸びるよ。負けたっていいからさあ、悲しい気持ちにはさせないでよ。お願いだよ、グスン。