モモモモの薬効解説のページPresicae Semen |
モモは、バラ科に属する落花生の低木で、高さは3m程になります。 旺盛な生命力を持ち、苗木を植えてから3年で実をつけますが樹齢は20年と短めです。 4月下旬に葉とほぼ同時期に、短い花柄を持った花が群がって開きます。 花色は白色、淡紅色で花弁は5枚です。 原産地はペルシャと中国の2説がありますが、一般的には中国西北部の黄河上流地帯といわれています。 中国では五果のひとつとされ、古くから栽培されています。 日本でも弥生時代の遺跡からモモの核が出土されており、 古くから食用にされていたと考えられています。 国内の桃の栽培は江戸中期から始まりましたが、当時の桃は実が小さくて酸味の強いものでした。 明治以降の品種改良により、現在のような味の優れた品種が生まれてきました。 生薬の桃仁は夏に果実を収穫し、果肉を除いて中にある硬い核を割り、 種仁を取り出して日干ししたものです。 桃仁は脂肪油、アミグダリン等を含み、漢方では消炎、鎮痛を目的に 産前産後、血の道、月経不順などの婦人病薬に処方されます。 なお、桃仁は作用の強い成分を含むので、用量に十分注意して使用する必要があります。 また、桃の葉には保湿成分があり、あせも、湿疹、かぶれなどに浴湯料として用います。 |
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