「巨人軍をぶっこわせ」イントロダクション
96年のオフシーズン、「巨人はおかしいよ、あんまりだよ」と思った。ぼくはね。でもあなたもそう思いませんでしたか?
だって、なぜ落合を追い出す?なぜ清原をとる?さらに石井までとる?30億円補強?いったい何がしたいの?
金に物言わせて補強するのがイヤだってのもあるけど、大砲ばかり揃えるバカバカしさに腹が立った。子供みたいじゃん。あっちのアメ玉もおいしそう。おや、むこうのアメ玉も甘くてよさそうだ。もう、お菓子はアメ玉しかないと思ってる。ガムやキャラメルの価値がわかんない。そういうマンガみたいな姿勢が情けない。
でももっと情けないのは、それを取り巻くムード。テレビも新聞も盆と正月が一緒に来たみたいな大騒ぎ。そして表に見えてくるファンの声もおおむねそれを喜んでいた。一緒になって子供になってた。それが一番イヤだった。清原の夢をかなえてやろうだって?清原は巨人への悔しさを胸に生きてきたヒーローなんじゃないの?それを巨人ファンがはしゃいで迎えてどうすんの?だいたいあいつは10年前の日本シリーズで巨人への恨みを晴らして泣いたんだぜ。その夢をかなえてあげるってなんなのさ?!(清原のモラルもよくわかんないけど)
ぼくはでも、すべての巨人ファンがこの巨人のやり口にバンザイしてるとは思わない。こういうことでいいのか、と疑問を感じている人間が少なからずいると信じる。そして、巨人の未来を救うのは、そういうファンの声だと思うんだ。
巨人ファンってオヤジくさい。それは過去の栄光にすがって応援しているオヤジが多いからだと思う。でも若い巨人ファンだっていっぱいいるはずだ。今の巨人が好きで、これからの巨人に自分を投影してがんばろうという気持ちで応援しているやつだって多いと思う。だから、ぼくはそんなファンの人たちと、連帯したい。いっしょに今の巨人の姿勢をあえて批判し、「明日の巨人」をカッコよくつくっていきたいと思う。
いまみたいな巨人じゃダメなんだよ。巨人をぶっこわさなきゃダメなんだ。
というわけで、このページでは、97年のペナントレースを追いながら、ぼくたちの中の巨人を少しずつぶっこわしていこうと思う。
そういえば、こないだあるニュースキャスターが「野球はむかし子供たちの夢だったけど、今はオジサンの夢なのかもしれません」とつぶやいた。このままだと、その通りになっちゃうよなあ。