DeltaGoの遊び方など 2016.7.9 大槻知史 tomoshi あっとまーく m00.itscom.net [DeltaGoとは?] ・DeltaGoは、「普通のPCで誰でも手軽にAlphaGo(の一部)を体験できる」をコンセプトに、 AlphaGoについて書かれたNature論文の最初のステップである、SL-Policy Networkを忠実に再現したものです。 ・本プログラムは、入力48channel, 192filter, 13層の畳み込みニューラルネットを利用しています。 ・Nature 論文と同等の評価により、一致率54%程度に達しました。 [DeltaGoの基本的な使い方] ここでは、囲碁GUI(GoGui)と同梱のwinbin/deltaGo.exeを用いた、基本となる使い方の一例を説明します。 GoGuiがうまく動かない場合Aで失敗するようです。 deltaGo.exeがコンピュータに対応していなかったり、Eの入力が誤っている場合、Fで失敗するようです。 Fの画面が出るところまでいけば大体成功です。 @zip ファイルを展開   ⇒DeltaGo というフォルダ(このフォルダの下にあるDeltaGo/winbin をXとします)が出来る AGoGuiを http://gogui.sourceforge.net/ からダウンロードし、アプリケーションをダブルクリック   ⇒「GoGui」ウインドウが開く B「GoGui」ウインドウで、「プログラム」⇒「新規プログラム」を選択   ⇒「新規プログラム」ウインドウが開く C「新規プログラム」ウインドウで、コマンドの右の入力欄の右にある「フォルダマーク」をクリック   ⇒「囲碁プログラムの選択」ウインドウが開く D「囲碁プログラムの選択」ウインドウで、フォルダXの中に入り、 DeltaGo アプリケーション(ファイル名: deltaGo.exe) を選択し、「開く」をクリック   ⇒「囲碁プログラムの選択」ウインドウが閉じる E「新規プログラム」ウインドウに戻って、ワーキングディレクトリの右の欄に、 コマンド欄と同じ文字列を、winbin のところまでキーボードから入力 例: コマンド欄が C:\DeltaGo\winbin\deltaGo.exe ならばワーキングディレクトリ欄に C:\DeltaGo\winbin と書く必要があります。ワーキングディレクトリの最後に\をつけないようにご注意ください F「新規プログラム」ウインドウで、「了解」をクリック   ⇒いったんウィンドウが閉じて、別の「新規プログラム」ウィンドウが現れる G現れた「新規プログラム」ウィンドウで、ラベルを適当に入力し(デフォルトで「deltaGo」となるようです)、 「了解」をクリック   ⇒ウィンドウが閉じる H「GoGui」ウインドウ(deltaGoに名称が変わっている)で、 「プログラム」⇒「プログラムの起動」⇒「deltaGo」をクリック I「GoGui」ウィンドウで黒番で初手打ちたい場所をクリックすれば、黒石が打たれ、 白番の囲碁プログラムが2手目を考え始めます。 [ソースコードのコンパイル方法] ・unix, linuxなどの環境では zip を展開後、src/ に入り make とすれば deltaGo.exeができます。 ・WindowsのVisual Studio 環境では、src/以下の *.cをソース, *.h をヘッダー にすれば、ビルドできます。 [特記事項] (1)GoGuiは http://gogui.sourceforge.net/ からダウンロードできる、囲碁プログラム用のUIソフトです。 (2)GoGuiの使い方に関して、分かっていることを、参考までに挙げます ・2回目以降は、Aの次にIで対局開始できるようです。 ・黒番を囲碁プログラムにするには、Aの次に、 「対局」⇒「コンピュータの手番」⇒「黒番」をクリック とすればよいです。 ・GoGui の「←」クリックによる「待った」操作には、対応しています。 ・置き碁は対応できているようです ・コミを変えても結果は変わりません(SL-policy network はコミを考慮しないので) ・19路以外の盤面サイズ、には対応していません。 ・GoGuiの操作の中には、対応できないものがあります。 (3)あまり動作確認をしていないので、まだ色々と問題があるかもしれません。 不具合があれば、症状を教えていただけると幸いです。 また、「こういうことができれば使い易い」というコメントもいただけると幸いです。 不具合でなくても、手の善し悪しに関しても教えていただけると幸いです。 その際は、対局履歴(途中まででも構いません)をファイルに残して送付いただけると より一層参考になります。 対応できるかは分かりませんが、冒頭の私のE-mailアドレスまでご連絡いただければと思います。 (4)よい局面でプログラムが落ちてしまう、といったこともあるかもしれませんが、ご容赦ください。 その他、本ソフトウェアおよびその改良版等により生ずるいかなる損害にも、大槻は責任を負いません。 (5)本ソフトウェアの著作権は大槻知史にありますが、ソースの改良、改良ソフトの公開に特に制限は設けません。 ただし無断での商用利用は不可とさせて下さい。 以上よろしくお願いいたします。